刑事事件の弁護士

弁護士の仕事は、法廷の場に立ち、当事者の意見を代弁することだけではありません。刑事事件においては、被疑者として拘束され、接見禁止に付され家族とも連絡が取れず、心細くなっている人を励ますことも仕事のうちの1つです。

弁護士が励まさなければ、極限の心理状態に陥っている被疑者は、取調べにおいて、犯してもいない罪について認めかねない状況になっているからです。一度罪を認めてしまうと、それを否定するのは極めて困難なのが現状です。

今からお伝えすることは、私が実際に体験したことです。大学の時、私は、冤罪事件として有名なとある事件の現地調査に参加しました。このとき、刑事事件を専門としている数名の弁護士の方と行動をともにしました。その方々は、再審を請求するにあたって、下された判決の内容を検討し、矛盾点や新たな証拠を探していたのです。

このように刑事事件においては、実際に現場に足を運び、証拠を収集することも仕事のうちの1つといえます。刑事事件において、被疑者とされる人は、「悪者」というイメージを持たれがちです。しかし、刑事訴訟においては、無罪推定の原則という大原則が存在します。

これは、判決が下されるまで、その者を無罪として扱うという原則です。弁護士は、「悪者」の弁護をしているのではなく、無罪の人が有罪とされてしまわないように活動しているのです。そして、冤罪事件と疑われるものについては、徹底的な検討及び証拠収集などを行い、無罪となるまで活動しているのです。

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