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インフルエンザは肺炎を引き起こすことも

2020年03月18日

毎年インフルエンザの流行する季節になると、小学校や中学校の学級閉鎖や学年閉鎖が話題になります。
感染症を予防するための学級閉鎖の制度は、学校保健安全法に定められています。
具体的には都道府県によって基準が異なり、東京都では児童生徒の2~3割が欠席したとき学級や学年が閉鎖されます。
ただし感染力が強い新型インフルエンザの場合は、1割の欠席でも学級閉鎖になります。
学級閉鎖や学年閉鎖の期間は4日とされています。
これはインフルエンザウイルスの潜伏期が3日だからです。
その間に症状が現れないか、注意深く観察する必要があります。
もし症状が現れたら、48時間以内にタミフルを服用すれば、治療期間を短縮することができます。
タミフルはウイルスの増殖を抑える薬ですが、服用が遅れると効果が薄くなります。
ただし服用すると精神に異常をきたすケースがあったため、現在では10代の未成年には使用できないことになっています。
インフルエンザには数多くの合併症があり、肺炎もそのひとつです。
肺炎球菌は普段から体内に存在する細菌ですが、抵抗力が十分なら病気を起こすことはありません。
しかし免疫のない小児や、インフルエンザで抵抗力が弱った人は、肺炎球菌により中耳炎や肺炎を起こします。
さらに髄膜炎などの重い症状が出ることもあります。
タミフルはウイルスだけに効く薬なので、ウイルスではない肺炎球菌を殺すことはできません。
しかしインフルエンザの症状を抑えることは、合併症のリスクを減らすことに繋がります。
とりわけ免疫力の落ちた高齢者は、合併症で命を落とす危険もあるため、インフルエンザをワクチンで予防し、もし感染したら早めに治療することが重要になります。