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タミフルを飲まない傾向がある世界と日本の特異さ

2020年02月19日

インフルエンザにかかったらタミフルを飲んで治すというのが一般的になってきていますが、こういった状況は日本に特異な現象であるということは知っておくと良いでしょう。
発展途上国ではもともと高価な薬は手に入れづらいからタミフルを飲まないということがよくありますが、先進国においても積極的にはタミフルを飲まないのが一般的です。
日本においてタミフルに人気があるのは飲み薬に対する抵抗感の低さがあるからであると同時に、病気にかかったら薬を飲んで対処するのが良いということが古くから信じられてきているからです。
もともと東洋医学の考え方として薬を煎じて飲むことにより体調が良くなるということが基本にあり、民間薬の種類も豊富にあります。
その影響を受けて、口にするもので病気を治すという考え方が定着していて、薬を飲むことにもあまり抵抗がないのが日本の特徴なのです。
世界的に見れば吸引薬を用いる方が感染経路になる肺に直接薬が届くから効果が高いと信じて利用している人もいるほどであり、飲み薬は全身に副作用が出てしまいやすいから嫌いであるという人すらいます。
そういう人はタミフルを飲まないで別の薬を使用するという選択肢をとるのです。
また、インフルエンザはもともと自然治癒することが可能なものであることから、辛い状況になった場合や合併症のリスクが高い状態である場合以外には飲まないと考える人も多いのです。
しかし、現実的にはインフルエンザから一刻も早く治りたいと考えるのは当然であり、日本人に限ったことではありません。
そういう人の場合にはすぐに効果が期待できるタミフルを飲むという選択をするものであり、世界的な需要は依然として高いのが事実です。